ジグヘッドはメバリングにおいて、ワームを装着する重要なアイテムです。今回はメバリングにおすすめのジグヘッドの重さや、ダートやリトリーブなど、ジグヘッドの種類、フックサイズをご紹介します。またスナップあり、なしの場合のジグヘッドの結び方やワームにジグヘッドをまっすぐ付けるコツ、おすすめのジグヘッドをランキングでご紹介します。
■ジグヘッドの重さの基準
●1.0gを基準にしよう!
重さ選びはジグヘッドを扱う上で重要なファクターです。メバリング用のジグヘッドの重さは色々あって、軽いものだと0.3gくらいからラインナップされていて、重いものだと5.0gオーバーというのもあります。これだけ幅があると最初はどの重さを使っていいのかわからないと思います。そこで基準となるのが1.0gです。まずよく使う重さを1.0gとしておき、風や潮流が強いときは重くし、ゆっくりとスローに誘いたい場合は軽いジグヘッドに変更しましょう。初心者の方にとっては1.0gは軽くて何しているかわからない…という感覚に陥る方もいると思いますが、そこは慣れです。ライトゲームの感覚に慣れましょう。
■ジグヘッドの結び方
●クリンチノットを覚えよう
結び方を覚えておかなければ現場でジグヘッドをセットできません。色々な結び方がありますが、その中でも簡単で高強度を保てるクリンチノットをご紹介します。まずラインをアイに通します。折り返したラインを3,4回メインラインに巻きます。アイに一番近いループに末端を通し、メインライン横にできたループに通せば完成です。動画を見ながら覚えましょう。
■メバリングにおすすめのフックサイズ
●#6、8番が基準
フックサイズは#○番と表記されています。これはジグヘッドの針の部分のシャンクの長さであったり、ゲーブの幅によるものです。わかりにくいですが、#10 #8 #6 #4という感じで各メーカーがラインナップしていますが、番号が小さくなるほどフックサイズは大きくなります。例えば#10と#4であったら、#4の方が大きいフックとなります。メバリングの場合、#6、#8番この辺りが使いやすいです。
■ワームをまっすぐに挿す方法
●シャンクの長さを覚えておこう
まっすぐにワームをジグヘッドにセットすることは釣果を大きく左右します。変な角度でセットしたワームはやはりアタリが出にくいですのでまっすぐにワームを指しましょう。コツはシャンクの長さを覚えておくことです。まず挿す前にワームとジグヘッドを並べます。この時に針のフックポイントが出る位置を覚えておきましょう。これをするだけで簡単にワームをまっすぐにセットできます。
■ジグヘッドにスナップを付ける
●小型スナップがおすすめ あってもなくてもよい
スナップはジグヘッドの交換の際に、ノットを結ばなくて良いというメリットがあります。ただし、大きすぎるとワームの動きを損なってしまうのでジグヘッド専用の小型のものをおすすめします。メバリングでスナップを使う場合注意が必要で、尺近いサイズになるとパワーがすごいので伸ばされてしまう場合があります。そのようなときは念のためにリーダーを直接ジグヘッドに結ぶことをおすすめします。スナップを付けるかどうかはアングラーの好みで、あってもなくてもどちらでもOKです。
■軽いジグヘッドのキャスト
●垂らしを80cm程取ろう!
飛ばない!ジグヘッド単体だとストレスを感じる。初心者の方でこのように感じる人も多いと思います。ここでマイクロジグヘッドの投げ方の簡単な解説をします。メバリングで使うジグヘッドは1.0g前後と非常に軽いです。このジグヘッドをできるだけ遠くに投げるコツは実は垂らしにあります。垂らしとはキャスト時のトップガイドからルアーまでの距離を言います。この垂らしを80cmと長めにとってください。そしてゆっくりと振りかぶって、1~2時のポイントでピタッと止めます。この2つを意識するだけで飛距離は伸びます。
▼動画をご参考にしてください▼
■ジグヘッドのタイプについて
●ヘッドの形状で特異な動きが分かれる
ダートタイプやリトリーブタイプなどジグヘッドのパッケージに表記されている場合がありますが、ジグヘッドはヘッド(鉛)部分の形状によって特異なアクションが決まってきます。それではジグヘッドのタイプ解説を以下にします。
■リトリーブタイプのジグヘッド
●最もスタンダードな球体型ヘッド形状
リーブタイプのジグヘッドは、ヘッド部分が球体のものがおすすめです。リトリーブのみならず、フォールやトゥイッチにも対応するオーソドックスなジグヘッドです。初心者の方でどんなジグヘッドが良いのかわからない場合はまずはコチラのタイプのものから選んでいきましょう。重さは先にご説明した通り、1.0gを基準に選ぶことをおすすめします。
■ダートタイプのジグヘッド
●ヘッド形状は矢じり型
ダートタイプのジグヘッドはヘッド形状が矢じり型をしています。矢じり型である理由は、左右に水流を流すことにあります。トゥイッチをすることで矢じり形状のヘッドが左右に水流を流すのでダートをする仕組みになっています。ジグヘッドをパッと見たときに、ヘッド部分が矢じり型をしていたらダートに適したタイプだと思ってください。
■フォールにおすすめの円筒形
●ストンと落ちるフォールが魅力
ジグヘッドの中でもフォールにおすすめなのが円筒型のジグヘッドです。水流抵抗が少ないので、素早いフォールが演出できます。勿論リトリーブやカーブフォールといった定番のアクションにも対応可能です。潮流が速いところで素早く落としたい場合などにはおすすめです。
■ダイヤモンド型
●フラッシング効果での集魚力
ジグヘッドの中でもフラッシング効果のあるジグヘッドが34のダイアモンドヘッドです。ナイトメバリングやアジングで常夜灯の下などを探る場合にはハイアピールが期待できる多面体構造のジグヘッドです。
■メバリングにおすすめのジグヘッド特集
おすすめのジグヘッドをご紹介します。タイプ別にまとめながら、そのジグヘッドの特性を交えながらご紹介します。
○リトリーブタイプ
Jazz(ジャズ) 尺HEAD(シャクヘッド) DX マイクロバーブ R type(リトリーブ)漁師パック 1.2g フックサイズ#6
jazzの尺ヘッドリトリーブタイプです。癖のないジグヘッドなのでどんなワームでもどんなアクションでも対応できるジグヘッドです。針軸が丈夫な方なので、デカメバルや尺オーバーのアジでも安心してファイト出来ます。20個入りの漁師パックがお得です。
ヤリエ ジェスパ メバリー速掛け 1.3g フックサイズ#8
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ジグヘッドのフックポイントが若干外側に向いているので、早掛け重視のジグヘッドです。アジングとは違ってメバリングの場合は慌ててフッキングを入れる必要はないのですが、針先が鋭いのでオートマチックなフッキングが可能です。比較的安価なジグヘッドです。
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ダイワ 月下美人 SWライトジグヘッドSS 1.0g フックサイズ#8
ジグヘッドのヘッド部分にしっかりとした目のデザイン、グロー塗装がされたジグヘッドです。ワームの存在感を倍にしてくれるジグヘッドです。リトリーブ、フォール時などに姿勢の良いジグヘッドです。
○ダートタイプタイプ
JAZZ 尺ヘッドDX マイクロバーブ Dタイプ 3g フックサイズ#6
ジグヘッドの中でもダートに適しているのがjazzの尺ヘッドタイプDです。ロッドワークで簡単に左右にスケーティングするので日中のリアクションバイトを誘うのに最適なジグヘッドです。バークレイのシュラッグミノーとの相性が良いのでおすすめです。 |
Berkley(バークレイ) パワーベイト シュラッグミノー 1.5インチ OG(オレンジグロー)
スミス(SMITH LTD) JIGHEAD TAKECHAN(ジグヘッド タケちゃん) 1.2g/#12 DOL(ダークオリーブ)
ジグヘッドタケちゃんはショートシャンクの一口サイズのジグヘッドです。豆アジからメバルまで対応できるジグヘッドです。ダートがたやすく出来るので初心者の方におすすめのジグヘッドです。日中にサイトで釣るのが面白くなるジグヘッドです。
ジグヘッドタケちゃんのヘッド部分をワイド化して安定性を出し、かつ針軸を太くして強度を上げたのがジグヘッドタケちゃんワイドです。外海で大型メバルやアジングが成立するようなところでダートアクションを求めるならジグヘッドタケちゃんワイドがおすすめです。
○フォールにおすすめ円筒型ジグヘッド
デコイ ロケットプラス 1.8g フックサイズ#8
フォールにおすすめなのがデコイのロケットプラスです。特に細身のワームとの相性が抜群です。任意の棚までスッと落ちていってくれるので手早くレンジを探れます。アジングメバリングどちらにも使えるジグヘッドです。 |
○ダイヤモンドタイプ
34 ダイヤモンドヘッド 1.3g
アジングで有名なジグヘッドです。ヘッド部が多面体構造になっているのでフラッシング効果による集魚力が期待できます。細軸でフックポイントが鋭いために掛かりは抜群ですが、シャンク折れを防ぐために大型のメバルとはドラグを使ったやり取りがおすすめです。
■ジグヘッド交換が楽なスナップ
●Tict ラクリップ
スナップはジグヘッドの交換に役立つアイテムです。メバリングの時期は厳寒期である場合が多いので、手先がかじかんでいる場面がほとんどです。そんな時にスナップを用いていれば、ノットを組むことが必要なくワンタッチでジグヘッドの交換が可能です。ジグヘッドのスナップにおすすめなのはTictのラクリップです。
TICT/ティクト ラクリップ ロング(7個入り)