テンションフォールとは?やり方を解説|アジングアクションで重要なフォールメソッド

アクションはアジングの中でも重要な要素です。トゥイッチやフリーフォール、リフトアンドフォールなど様々な動かし方がありますが、テンションフォールを忘れてはいけません。今回はテンションフォールとはどんなものなのか、テンションフォールのやり方を解説するとともにフォールスピードについてもご紹介します。

■テンションフォールとは

●カーブフォール:フォールの軌道は円の弧


テンションフォールとは、ジグヘッドにテンションが掛かった状態でフォールさせることです。簡単に言うとラインがピンと張った状態でのフォールということです。ラインが張った状態でのフォールはラインが円の半径となり、ジグヘッドの軌道は弧を描くように動きます。よってカーブフォールとも呼ばれます。アングラー目線から言うと自分の足元に落ち込んでくるような動きです。このテンションフォールの軌道は落ちていくモノに反応しやすいアジに対して極めて有効なアクションです。また、ラインが張っているのでアジがバイトしてもアタリが伝達しやすい状態なのでわかりやすいです。よって初心者の方に最初に覚えてもらいたいフォールメソッドです。

■テンションフォールのやり方

●ロッドを斜め45°で止めるだけ!

テンションフォールのやり方を解説します。テンションフォールはラインが張った状態をラインを張った状態を作り出さなければなりません。難しそうですが非常に簡単です!それでは一連の動作をキャストから解説していきます。

・まずキャストをします。
・次にアジが居るであろう任意の棚まで落としていきます。棚が取れたらアクション開始です。
・余分な糸ふけ(ラインスラッグ)を回収します。
・続いて軽くシェイクをしながらジグヘッドを跳ね上げます。
・その直後にティップにジグヘッドの重みが掛かるような状態まで軽くリーリングして、ロッドを前方斜め45°でストップさせます。

*これがテンションフォールの状態です。ストップの時間(フォールの時間)を長くとりすぎるとジグヘッドがボトムについて根掛かりしてしまうので、アタリがなければまたシェイクをしてジグヘッドを跳ね上げます。

これを繰り返すことで1キャストの中に何度もテンションフォールの状態を作り出すのです。

▼参考動画です▼

■どんな時に有効なのか

●マズメ時の高活性な回遊アジ


テンションフォールが有効なパターンはマズメ時などの高活性な回遊アジに対してです。マズメ時にはアジは活性がとても高くなり、フォールするものに対して好反応を示します。特に回遊してくるアジは高速で泳いでいる場合が多いので、ラインにテンションを掛けてカーブフォールすると好反応を示します。そういった場合アタリの出方も明白で、テンションを掛けているラインがドンっと弾かれるようなバイトが得られます。また、高活性のアジではなくてもテンションフォールは効果的です。例えばプランクトンを食べているようなアジには、ジグヘッドの重さを軽くして表層付近でのテンションフォールが効きます。また、ゴカイを捕食するアジにはボトムすれすれでのテンションフォールが効果的です。

■テンションフォールにマッチしたジグヘッド

●スイミング系のジグヘッドがおすすめ

テンションフォールにマッチしたジグヘッドは、リトリーブタイプのものか、スイミングタイプのジグヘッドがおすすめです。ダートタイプのジグヘッドをテンションフォール重視のアクションにはおすすめしませんが基本的にはどんなジグヘッドにもマッチしたアクションがテンションフォールです。

テンションフォールにおすすめのジグヘッド

がまかつ(Gamakatsu) スイミングコブラ
ネーミングの通り、テンションフォール、カーブフォールでしっかりとスイミングするのでおすすめのジグヘッドです。

■テンションフォールにマッチしたワーム

●基本は何でも使える

テンションフォールには基本的にどんなワームでも使用できますし釣れます。その中でもストレート系のワームは長さがある分潮流を受けてゆらゆらと動くので良いアピールになります。

テンションフォールにおすすめのワーム

 reins(レインズ) アジキャロスワンプ


エコギア(ECOGEAR) アジ職人ソフトサンスン 3インチ

このブログの人気の投稿

青物の締め方解説|ハサミやナイフを使った血抜きの方法と神経締めの仕方をご紹介

PEライン継ぎ足しの結び方|高切れを簡単に延長する方法とおすすめのノット

激ウマ!簡単カサゴのお味噌汁|最高の出汁の取り方と臭み取りの方法をご紹介